膝の痛みは高齢者の方が多いですが、若い方にもみられます。今回は若い方の膝の痛みについて話をしていきます。
若い方でもなる膝の痛みは?
- 激しくぶつかって痛める打撲
- スポーツなどで捻って痛める捻挫
- スポーツなどで痛めた半月板や靭帯損傷
- 膝関節の使い過ぎによる摩擦
- ガングリオン
- 病気
上記に挙げましたが、めちゃくちゃ多いですね^^;
<打撲><捻挫><靭帯損傷>
打撲・捻挫・靭帯損傷に関しては炎症が原因で痛みを起こしますのでRICE処置を行う事が多いです。
RICE処置とは?
R~rest 安静にする
I~ice アイッシング 冷やす
C~compression 圧迫
E~elevation 挙上
RICE処置はそれぞれの頭文字をとったもので応急処置で用いられます。
Rは患部を安静に保ち炎症が悪化しないようにします。足などはどうしても歩く際に使うのでサポーターもしくは包帯で固定してあげると良いでしょう。テーピングは試合や仕事が休めないとき緩和させる意味で巻くのも良い。
Iはアイッシングで患部を冷やして炎症を抑えます。氷嚢など当てる時は必ずタオルの上からしてください。そうしないと低温やけどします。
Cは圧迫して患部の炎症を広げないようにします。サポーターなどで軽い固定
Eは挙上です。心臓より高い位置にして過度に血流が流れないようにする。
応急処置で使われるのは事実ですが、状況次第での使い分けは必須です。現に私は専門学校で習いました。現在一般的に知られている応急処置法と覚えて下されば結構だと思います。この先全く違う処置が出る時には書き直します!!
<半月板損傷>
症状として曲げ伸ばしに制限があったり、歩行時に膝崩れが起こる。膝を曲げ座るとギシギシとした感じがする。
半月板は膝の間に挟まるように位置していてクッションのような働きをする。図のように断裂すると痛みが強く日常に支障が出ます。治療としては運動療法を用いたり、足底板(足の位置調整)を使い歩行の補助を行うなどの保存療法。もしくはヒアルロン酸注射や手術になる。
<靭帯損傷は>
急性期は痛みが強いが2週間くらいで痛みが引くが不安定性が出てくる。骨と骨を繋いでいる靭帯が断裂すると膝に動揺性が見られて不安定になる。
治療としては保存療法を行う。運動療法や固定など行いますが前十字靭帯断裂は手術をする場合も多い。スポーツ復帰には時間を要する。
<ガングリオン>
意外に多いです。
ガングリオンは関節の中に出来る球のようなしこりで、場所が悪いと非常に痛みが出ますが、位置が悪くないと全く痛みが無いという特徴があります。
原因としては使い過ぎによるものです。好発部位は手首ですが、よく使う関節なら結構どこでも出来ます。私は整骨院勤務を始めてから手首左右合わせて5個くらい出来ました><膝にも1つ出来て凄く困りましたw膝にもできるため今回記載しました。
治療方法は圧迫してガングリオンの袋を破くもしくは注射で抜いてもらうのがいいでしょう。圧迫は凄く痛いので気合が必要ですw
<離断性骨軟骨炎>
激しい運動により強い圧力を繰り返し受けることにより膝の関節の骨の一部が剥がれ落ちる。剥がれ落ちた骨片が関節内を動き回り痛みを引き起こす。
治療としては、若くてまだ完全に骨片が剥がれてない場合は安静や固定で保存療法で治りますが、完全に剥がれたものは手術です。もしかしてこれかな?って思う方いたら病院で検査してみてください。
<腸脛靭帯炎>
膝の外側に痛みが出る。腸脛靭帯は骨盤から膝の外側につく筋肉です。大腿骨と腸脛靭帯の摩擦で膝の外側に痛みが出ます。ランナー膝とも言われる。
治療としては保存療法を用いる。運動量を減らす。練習前後のストレッチを行う。私も施術で、ストレッチを交えた施術と股関節と足首矯正を行います。要はランニング中の摩擦が原因なので、骨格を整えることで痛みの軽減と負担軽減を図ります。
画像など無いですが、腸脛靭帯に沿って収縮性のあるテーピングを二枚ほど貼ると筋肉の手伝いをして負担が軽減することがあります。
<膝蓋靭帯炎>
別名ジャンパー膝とも言われる。膝蓋骨を支える膝蓋靭帯に繰り返し圧力が加わることにより痛みを起こす。ジャンプやキック動作が多いとなりやすい。
治療としては保存療法を用いる。大腿四頭筋から膝蓋骨(皿)の下につく筋肉なので大腿四頭筋を緩めるのとお皿を軽くさすったりするケアもおkです。
今回は簡単な説明ばかりで申し訳ないですが、参考までに。
最後に
外反母趾について
意外に気にしてる方と気にしてない方に分かれますよね。
私の患者さんでも痛みが出てから気になったという方は多いです。それまではあんまり気にしてなかったという方ばかりでした。最近は若い方にも実は多い気がします。
外反母趾になる原因は?
実は筋力低下が原因です。
私は普段、健康とボディーの引き締めのためにウォーキングをします。しかし、私も足の指は全然使えていなかったのです、、、それが分かったのが、久々にバレーボールをした時でした。何回かアタック打ったら、、、あれ?足が痛い><力が入り辛い、、、足の裏が筋肉痛という悲劇に見舞われましたw
私は外反母趾ではないが予備軍だと自覚をしました。真面目に、、、
私自身知っていても足の指は鍛えてなかった!!それが現実です。外反母趾ならないだろうと余裕を持ってました、、、
しかし
下の図で赤く囲っている所は筋肉があります。赤い所の筋肉が落ちてくると骨と骨の間が広がっていくのが原因になります。
その他の原因として靴が合わないなどありますが、原理は一緒です。靴が合わず上手く力が入らないから筋肉が衰えて関節が広がり逃げ場がない拇趾がこの形になるのです。
外反母趾の治療
治療としては指をしっかり動かし、筋肉を鍛える!!これは自分でも出来ます!!
やらないと変形するだけです!ちなみに足首をケアすると姿勢が良くなります。踵の位置で骨盤の位置も変わるからです。なので足首のケアは非常に重要!!
足首をゆっくり倒す!
足首をゆっくり反らす
この上二つの動作はふくらはぎをポンプのように動かすイメージで行ってください!
指を伸ばし・曲げるを何回か繰り返し血流を良くする!
有名なタオルを挟んでいく運動です!
ゴムバンドはなんでも使えるので非常に優秀です。
自分一人なので足しか写真用意できないですが、そのうちストレッチなども更新したいと思います。
皆さんの役に立つ記事を書けたらと思います。