意外と勘違いしている人が多いヘルニアですが、今回は、ヘルニアの説明をしたいと思います。
ヘルニア?って
ヘルニアは、本来あるべき所から突出した状態を言います。
例として、鼠経ヘルニア(脱腸)・臍ヘルニア(でべそ)などあります。
ですが、私は、お医者様ではありません。
なので今回、私の話したいヘルニアは
「椎間板ヘルニア」についてお話していきます。
椎間板ヘルニア
骨と骨の間に椎間板というゼリーのような物が存在します。
その椎間板が変形し神経に触れる事で激痛の痛みが発生します。
この椎間板は水風船をイメージしてください。
椎間板が神経にさえ触れなければ本当は、全く痛くありません。
好発年齢について
10~50歳位まで!
理由は、若い内は、椎間板はみずみずしく水分豊富ですが、歳を重ねるにつれて水分が無くなっていきます。
要は、椎間板が柔軟性を失い、飛び出さなくなってしまうのです。
よってヘルニアという現象は50歳位を境に無くなります。
じゃあどうして病院ではヘルニアと診断されるの?
腰痛の85%は原因不明と言われています。
そんな中、お医者様も病名を診断しないといけません。
そこで都合の良いのが「椎間板ヘルニア」と「脊柱管狭窄症」の2つです。
この2つは、似た症状で尚且つMRIやレントゲンで変形が写るため、診断しやすい。
椎間板は片足のみに痺れ・痛みが発生します。まれに両足に出ます。
それに比べて脊柱管狭窄症は両足に発生することが多く、
歩行すると足が痛くなるので定期的に休んだり・しゃがまないと歩くのが辛くなっていきます。(間欠性跛行)
これらは、MRIなどで検査可能でしっかり写りますが、実際に痛い原因は違ったりすることがあります。
人間何年も生きていれば骨のズレや姿勢で多少変形してきます。
そのレントゲンやMRIの情報を正確に伝えているからこその診断になります。
要は、圧迫している痛みの出ている神経の特定は難しいので
「ヘルニア」「脊柱管狭窄症」という大きな括りで診断をされています。
※お医者様は勉強量も凄まじく、尊敬しています。決してお医者様を馬鹿にするつもりはないです。ただ、私の住んでいる田舎のような場所は誤診も多いという事だけは頭の片隅に置いてて欲しいと思います。私が地元に帰ってから骨折の誤診は4回見つけています。誤った運動療法で悪化させているのを3回ほど確認しています。なので、整形外科で腑に落ちない時は二か所受診する事も大事だと思います。<セカンドオピニオン>
50歳以上でもヘルニアを診断される場合は?
何パターンかあると思いますが、、、
①椎間板が若々しく、突出する椎間板がある場合
②変形をヘルニアと勘違い(坐骨神経痛との間違い)
③歪みによる神経圧迫
などが考えられます。
正しい対処法は?
ヘルニアの正しい対処法は、
まず痛みの無い角度を探す事が重要です。
骨の位置を正しい場所に戻すもしくは、痛みの無い場所にずらすなどの手法がありますが、
痛みの無い角度を自分で探すことにより、施術の参考になり、安静に過ごす際に必要になってきます。
そのため、自分で痛みの消失が起こる角度の発見は非常に重要です。
「痛みの無い角度・体勢探し」
次に安静に過ごすことが重要です。
動いてヘルニア部分が神経に触れると激痛や痺れに襲われます><
なので、なるべく安静にしてください。
冷やす?温める?
冷やすと温めるは先生の考えによって異なります。
ちなみに冷やすという考えが9割に対して1割が温める派の先生がいます。
ヘルニアやギックリ腰は痛みの強い時には、炎症が起こっていると判断するため私は「冷やす」のが正解だと思っています。炎症が拡がっていると施術では全く効果が出ない事がありますので、あまりにも激痛の場合は、病院で注射をしてもらい、ゆっくりと安静に過ごして下さい。
炎症が特に無い場合は、角度や体勢によっては足の痛み・痺れが消失します。
逆に炎症が拡がった場合は、どの角度になっても痛みは、変わらず悪化する事が多いです。
※教科書では「ヘルニアは足の痺れや痛みを伴うと記載がされていますが、上記のような事は記載されていません。」
私が仕事で見てきた患者さんを施術した経験で導いたので参考までに思ってください。
結論
腰部ヘルニアは、炎症が起こっている場合は、病院で注射を行い、安静にする。
炎症が無い場合は、正しい位置に戻すもしくは、神経に触れない位置にずらせば痛みの改善がみられるため、病院に行った後に施術を受けたりするのも良い。しかし、ヘルニアの施術が出来る先生の所に行かないと高確率で悪化するので気をつけましょう!!!
頸椎にもヘルニアはある?
あります。
頸椎ヘルニアは、肩や手に痛み、痺れを起こします。腰のヘルニアと違い、動けないという事は無いですが、寝付けないという場合があるので辛い場合があります。
首の回旋動作で痛みが出たり、仰向けで寝てても痛みが出てしまいます。
この頸椎ヘルニアは安静が重要ですが、、、、
首は可動域が大きく制限もまた難しい、更には、人間の動き全てのバランスをとっているのが首になるので、動作1つ1つで痛みが出ます。
治療でもある程度の痛みが無くなるまで1ヶ月近くは掛かります。個人差あります。
筋肉は肩甲下筋や上腕二・三頭筋の施術・骨や関節は頭蓋骨を行い、治療します。
しかし、やり方は、それぞれなので異なると思いますが、痛みの強い時は、冷やしたり・温めたりして痛みが緩和する方をハッキリさせて、緩和した方を行うようにしてください。
首には、重要な神経や血管が存在します。
首をボキボキ鳴らしたりして、首の変形や骨棘を作らないように気をつけて下さい。
そのように首を鳴らしたりすると「椎骨動脈」が切れて、死に至りますので十分に注意してください。
ヘルニアや脊柱管狭窄症で疑問などある方は、私の考えで良ければお答えしますので、コメントなどあればお待ちしています。