冷えとは??
私たちの体温は例外なく上半身の温度が高く(心臓を中心に37度程度)で
下半身は低く、特に足元は31度以下になっています。
このことから人間は誰でも冷え状態にあるという事が分かります。
体の中心部の体温はそれほど低くないのに対して、手先や足先といった体の末端の血行が悪く、異様なほど冷たくなってしまうという状態でズバリ、血行不良が原因です!血管がギュッと縮こまり血の巡りが滞ると、カラダが冷えてしまいます。
「冷えは万病のもと」と言われるように、体内の血行が悪くなる事でダイエットしても
痩せにくかったり、肌荒れ・だるさ、肩こり、風邪など 手足が冷えるだけではなく、
カラダに大変な影響を与えてしまう
- 冷えると起こる症状
- 冷える原因
- 冷えの予防
- オススメのもの
- 鍛えるべき筋肉
冷えると起こる症状
① 血のめぐり(血液の循環)が悪くなる!
冷えにより血管がけいれんして縮んでしまい、手足などの細い血管には血が行き届かなくなり全身へ血液が回りにくくなります。「血のめぐり」が悪くなると、体に栄養が回らず、体に不要(有害)なものが出ていかずにたまってしまい、それにより細胞機能の低下または壊死がおこります。
この状態が内臓の中でも起こるので、内臓機能の低下をきたすだけではなく、
結石、免疫力低下、潰瘍形成(胃潰瘍)、がん細胞の発生につながります。
基礎体温が上がると癌になりづらい!妊娠しやすい等の良い効果がある。
② 食べ物の消化・吸収ができなくなる
冷えが原因で内臓機能の低下に伴い、熱を生み出して体温を維持する、
食事を消化・栄養を吸収するなどの機能が上手く働かなくなります。
③ 自然治癒力が低下する!(病になったからだを自分で治そうとする力)
体にはあらゆる生命活動に関わる「酵素」があり、冷えることで「酵素」の働きが悪くなり、
体が持つ自然治癒力が低下してしまいます。
④ 体だけでなく心まで元気なくなる
身体が痛いと憂鬱で何もしたくないのと一緒で冷えが起こると行動力が鈍ります。
冬は誰もが動きたくないですよね。
冷えの原因
- ①全身の血行不良 「座ってばかりの生活や運動不足、疲れの溜まっている人」
- ②シャワーのみの生活
- ③エアコンの頼りすぎによる体温調節能力の低下(自律神経の機能低下)
- ④胃腸に負担のかかる食事
- ⑤肥満による動脈の圧迫
- ⑥骨盤の歪み(弾力を失う(女性多い))
- ⑦運動不足による筋力低下→女性>男性
- ⑧全身の筋肉が固まりリンパの流れが滞り血行不良
女性に多い理由は何??
1つは筋肉は体の中で最大の熱生産器だからです。
体温維持のために熱を作る働きをしています。
しかし女性は男性に比べて筋肉量が絶対的に少ないのです。
2つ目は女性と男性での骨盤の構造の違い
女性は出産のため骨盤が開閉しやすくなっています。
そのため上記であげたように様々な原因が影響しやすく骨盤は弾力を失い
背骨の動きが悪くなり歪みが戻りにくくなってしまいやすいのです。
冷えの予防
①水の飲みすぎに注意
水を飲みすぎると胃や小腸が冷えて骨盤にも影響し体温が下がってしまいます。
→熱い物でも、余計な水分は残って冷えてしまうので飲みすぎ注意です。
②お風呂は湯船にしっかりつかり体を温めましょう。
③肥満解消、筋力アップ(適度な運動を!)
血流が良くなり、体温も上がり、「狭心症」「脳梗塞」などの予防効果があります。
骨を作る細胞が活性化され、骨粗鬆症の予防にもつながります。
④食事する時にしっかり噛む
一口30回くらい噛むのが目安になります。
よく噛む事で、消化が良くなりリラックス効果+身体温め効果があります。
⑤身体を締めつける下着は×<循環不良>
⑥温めるポイントを知り効果的に体を温める。
(足裏)(お腹)にカイロなど効果的
※簡単な冷え対策として5本の足指をそれぞれ回すと良い
お腹周りをさするのもちょっとした対策になる。
身体を温める栄養素
<ビタミンC>
柑橘類、ブロッコリーなど毛細血管の強化・維持に役立つ。
<ビタミンB>
豚肉・レバー・納豆・・・炭水化物、タンパク質、脂質を早くエネルギーに変換する。
<ビタミンE>
アボカド・ほうれん草・ナッツ・・・血行の流れを促進する。
<タンパク質>
大豆製品・肉・魚・・・消化吸収をする際に発生するエネルギーが身体を温める。
<黒い食べ物>
効果・・・ホルモンバランスを整え、血行促進にも役立つ。
- 黒きくらげ→ホルモンバランスを整える。
- 黒豆→貧血改善。老化予防。肝臓の働きを良くする。
- 黒米→ホルモンバランスを整え、老化予防。
- ブルーベリー→疲れ目や視力向上に効果的
<ねばねばした食べ物>
山芋~肝臓や胃の働きを高める。
オクラ~ホルモンバランスを整え老化予防。
更年期障害に効果がある。
このような事を気をつけて冷え性改善しましょう!!
鍛えるべき筋肉
- 肩甲骨周りの筋肉→褐色脂肪細胞があり、燃焼力を向上させる
- 臀部【お尻】→姿勢保持に役立つため
- 太もも→上半身に比べて筋肉が太く燃焼力が向上