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脊柱管狭窄症の改善の難しさ

腰の痛みで悩む方は非常に多い、、、

運送業や重い荷物を持つ方・デスクワーク

多種多様な業種の方に見られるのが腰痛です。

痛みの度合いや日常で困る度合いもそれぞれ異なります。

その中でも

今回は「脊柱管狭窄症」について書いていきます。

目次

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は読んで字の如くです。

簡単に説明すれば背骨の中にある管です。

全ての神経を通す場所であり、非常に重要な所です。

椎間板ヘルニアのなれの果てという表現もあります

レントゲン写真でも分かるように神経部分が圧迫されているのがわかりますね。

このように神経が圧迫されることを

「脊柱管狭窄症」と言います。

判断要素

先に言っておきますが、自分で判断するのは、危険です。

あくまで参考にしてください。

必ず病院を受診する事!!

内臓痛の可能性もあるので、内臓に不安を抱える方は、セカンドオピニオンも視野に入れましょう。

判断要素としては

  • 好発年齢
  • どんな痛みか
  • 症状

で判断します。

好発年齢

50~80代の方に多いです。

お腹の脂肪が多い方は特に注意が必要です。

中年太りの方はお腹が前に出て腰が反ります。それ故に脊柱管狭窄症を発症する可能性が上がります。

どのような痛みに悩んでいるか?が大事!

腰の痛み?それとも足の痛み?
どこに痛みがあるかが重要です!

脊柱管狭窄症なら十中八九「間欠性跛行」で悩んでいます。

間欠性跛行とは?

間欠性跛行とは、数分歩くと足に痛みや痺れが出て休憩しないと歩くのが困難になる症状です。

これは、最も日常に影響を及ぼします。

腰が痛い人は、脊柱管狭窄症の可能性が下がります。

基本はお尻から足に掛けての痛みや痺れになります。

似たような症状として「末梢動脈疾患」が存在します。

この場合は立ち止まれば症状改善が見られるが脊柱管狭窄症の場合は前かがみの姿勢にならないと

痛みが緩和しません。自己判断は危険ですので参考までに!

ヘルニアとの違い

椎間板ヘルニアは、片側の足に起こることが多い

腰自体の痛みは出づらいが、酷い方は寝返りを打つ時に腰~お尻にも痛みが出る。

脊柱管狭窄症は靭帯の肥厚や骨の変形・ズレが関係する。

それに対し椎間板ヘルニアは骨と骨の間に存在する「椎間板」が潰れてゼリー状の物が出て神経に触れて痛みを誘発してしまう。

即ち、ヘルニアは神経に触れなければ全く痛くない!!!!

しかし、ヘルニアはやたらと動いて無理をすると、患部が炎症を起こし、痛みが増加する上に長引く、、、

まずは、腰を動かして痛みが消失する場所を見つけましょう。それが治療の足掛かりになります。どの角度でも痛みが出る場合は炎症が全体に広がっているため、おとなしく過ごしてください。

症状

間欠性跛行がある。

安静時には何の支障も無いが、歩くと数分で足に痺れや痛みが出て、休憩しないと歩行を続けられないようになる。

お尻から足先までの痛み腰自体はそんなに痛みが出ない事が多い。

改善方法

私の経験上、手術で完治は少ない。
手術をする前にストレッチや運動・整骨院・リハビリなど
メスを入れない方法を試した方が良い!

根治は手術しか無いが、術後良好の方は多くは無い!

現時点で整骨院や整体院の施術で出来る事は限られている。

整骨院も保険適応外のためしっかりと下調べを行い、治療に行くことが大事です。

整骨院や整体院では、主にストレッチを行い、患者自身は腹筋や背筋の筋力増強に努め脊柱管の狭窄部分の開放を促す。

直ぐに結果は出ないが徐々に良くなる可能性もあるため、いきなり手術に踏み切らず、まずは保存療法としてリハビリなどを行う事をオススメします。

手術適応

排尿障害(尿漏れや排便障害)筋力低下が著しい場合は手術しましょう

神経にダメージが残り悪化する危険性があるため。

脊柱管狭窄症は緊急性は無いので、すぐに手術を考えず、色々試して、それでも改善しない場合は手術を視野にいれましょう。

様々な治療

①お尻を緩める

神経障害が足に出た場合は必ず施術します。

その理由は、

お尻は足の神経の通り道だからです。

梨状筋症候群というものも存在しているので、お尻を緩める事は、足の全ての神経障害に有効だと思います。

緩める主な筋肉は「中殿筋」「小殿筋」「梨状筋」を主に行います。

お尻の筋肉は歩行や姿勢に非常に重要な場所です。最近自分が年齢を重ねて思ったことは、お尻の筋肉が一番衰えやすいと感じました。だから脚を組むことが増えてしまうんだと感じた今日この頃ですw

②腹筋・背筋の運動

腹筋と背筋を鍛えて背骨のバランスの維持が出来るように促す。

骨盤に負担が来ないように、足の筋肉の強化を行う。

③ストレッチ

血流が流れると神経の通りが良くなり改善する可能性があります。バランスを良くするうえでもストレッチは必須になります。

筋肉強化をするにもストレッチは重要です!!

④背骨の柔軟性

どんな症状もやはりこれが一番だと思います。

様々な患者さんを見てきましたが、痛みの改善が出来ない方は背骨の柔軟性が悪い方が多いです。うつぶせの状態で床方面に押圧すると上手く沈まず柔軟性がありません。このような方は、ストレッチを行うだけでなく、呼吸法を用いて、横隔膜に刺激を加えるのも治療の1つだと思います。

私は、背骨の柔軟性を高めるために、呼吸法と頭蓋骨の施術を行います。頭の膜の緊張が身体全体に影響し悪くするため、頭蓋骨を刺激することにより、背骨に柔軟性を高めるのは、私は重要だと思っています。

脊柱管狭窄症の考え方

手術適応は、排尿障害・排便障害にまで及んだ時には、行った方が良いが、症状が間欠性跛行だけの時は筋力強化やストレッチを主に行い様子を見てからでも良い。手術自体で良い効果が出るとは限らないという事を記憶しておきましょう。

※手術をすると傷が出来て皮膚が引っ張るので施術効果が発揮できない事があります。

私も様々な治療を行いましたが、未だに十人十色という感じで決定的な有効な治療を見つけれずにいます。また勉強していき、追記を行います。

ゴムバンドは様々なストレッチ・筋トレに役立ちます!!!

しっかりやれる方にはオススメします。

      

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